孤独死とは誰にも看取られずにおひとりで亡くなってしまった方の事を指します。
この孤独死という言葉はよく耳にしますが、家族や親族、近隣住民とのある程度、交流はあるものの、ひとりの状態であった場合を孤独死と呼ぶのに対して、先述の独居世帯で家族や近隣住民とも希薄で、社会から孤立した状態で誰にも看取られる事なく亡くなることを孤立死と呼びます。
孤独死と聞くと高齢の方のみが対象となり、高齢者が気を付けなければいけないんだろうな…というぼんやりとしたイメージがあると思いますが、現役世代の割合の40%となっており、高齢者だけの問題ではない事がうかがえます。
とくに若年層にフォーカスを置くとインターネット上やSNSで会話をするだけという場合の方も多く、2-3日連絡が取れなくなったがよくあることだと気にしない。それ以上の交流がないため、亡くなったことに気がついてもらえないという事例も多数あると聞きます。
また、孤独死は必ずしもおひとり暮らしの方に起こることではありません。家庭内別居でも、孤独死が起きることもあるのです。
孤独死・孤立死は誰にでも起こりうるもっと身近な問題として考えるべき事なのです。
高齢者のひとり暮らし世帯が孤独死の対策を進める前に、どのような環境で孤独死が起きているのかその原因を理解する必要があります。
人と関わることがなく、社会との関係が希薄となっている。
仕事をしていない、自治体や地域イベントに参加せず社会との関りがない。
経済的な問題で老人専用住宅に入居したくてもできない。
親族と連絡を取ることがなく、お互いの状況を理解できていない。
孤独死を防ぐ対策は、まず孤独死の起きやすい環境を解消することです。
ここでは、ちょっとした変化や行動でも孤独死のリスクを回避できる方法があるのでご紹介していきます。
子どもや兄弟姉妹、甥姪がいらっしゃる方は、できるだけこまめに連絡を取ってみましょう。
メールやラインなど、便利な交流ツールが増えていますが、使い方がわからない方もいらっしゃるでしょう。
1日1分の電話でも、1通のメールでも良いのです。
お互い生活もあり大変ですが、ちょっとした交流を持つことがとても大切です。
できれば毎日時間を決めて、定期的に行う事で異変に気が付いてもらいやすくなります。
親族とこまめに連絡をとることが大変な方は、「見守り家電」を使ってみるのも良いです。
見守り家電には、冷蔵庫から空気清浄機、エアコン、給湯器まで、さまざまな種類があります。電力ポットを使用すると、離れて暮らしている子どもや親族に通知がいくなど、簡単に見守りを叶えることができます。
体力や気力がある方は、積極的に社会との接点をつくっていきましょう。
自治体や地域のイベントや交流会や、ボランティアに参加する方法もあります。
自治体が主催するカルチャーセンターや、スクールなど、高齢者を対象として催しもたくさん開催、設定されています。
人と関わることで友人が増えたり、外出する機会も増えていきます。活動を通じて、地域の人々との交流を深めることができます。また、高齢者や障害者のサポートをすることもあり、彼らの孤立を防ぐ手助けとなっていくのです。
お買い物やちょっとした庭いじり、少しでも外に出た際に近所の方にあいさつをしてみましょう。
最低限のご近所付き合いでも良いのです。
「最近姿を見かけなくなったな」と、気が付いてもらいやすくなります。
もちろん、あなたも同様にご近所付き合いすることで変化に気が付くことができるでしょう。
持病のある方は定期的な通院をするため、かかりつけ医を決めましょう。
また、通院が難しい場合は訪問医に依頼する方法もあります。
なにより健康であること、は孤独死のリスクを回避することでとても大切です。
自分は健康だから大丈夫、と慢心せず無理なく健康に過ごしていくために、定期的な健診は行っていくようにしましょう。
眼科や皮膚科、歯医者でも良いですし、定期的に必要な通院をすることも大事になっていきます。
ひとりでの生活に難を感じてきたら、行政が行っている介護サービスを利用していきましょう。
福祉サービスの一環で、自治体によっては高齢者の自宅を月に1回程度訪問し、状況を確認する取り組みも行われているのです。
訪問介護は介護士が定期的に自宅に通い、異変があればすぐに対応してもえますし、デイサービス(通所介護)は施設から自宅に車で迎えに来てくれて、定期的に通う形になります。
デイサービスで友人を作ったり、交流もできます。
また、神奈川県では孤独死を防ぐための「地域見守り活動」という活動が行われています。郵便局と一緒に行われており、地方公共団体が中心となって一人暮らしの高齢者を見守る活動、特に孤立死・孤独死等の恐れがある世帯をいち早く発見し、行政の支援につなげる活動について強化して取り組むことを目的とするものです。新聞が溜まっているなど生命の危険性を予見した際に、警察や消防に通報する仕組みになります。
仕事や環境、経済的な事情から高齢の親、親族と一緒に暮らすことができない場合も多いと思います。
その場合、家族はどのようにサポートしていくことが大切なのでしょうか。
まず一番大切で、すぐできることは自分から積極的に、頻繁に連絡を取ることです。先述で記載した通り、1日1分の電話でも、メールで「おはよう」「おやすみ」の挨拶だけでも構いません。
できるだけ毎日決めた時間に連絡をとり、お互い交流することが大切です。
また、高齢者の方は離れて暮らす家族に心配や、迷惑をかけたくない、自分一人で何とかできる、と考えている方も多く、悩みや心配ごとを自身で抱え込んでしまう傾向があるのです。
少しの変化で取り返しのつかない事態を防ぐことができるのです。
高齢の親や親族が困ったときに、相談しやすい環境、状況を日頃から作っておくことも、私たち家族がサポートできる最初の一歩ではないでしょうか。
孤独死に対し若い世代の方でも「ひとり暮らしだし、結婚もしていない。いずれ自分も突然孤独死してしまうのでは…」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
孤独死は、周囲や社会とのコミュニケーションが希薄になることで発生しやすくなるのです。
社会との関りがない、家からあまり出ないなど、目に見えないところで起きてしまいます。
孤独死を防ぐためには、苦手意識があったとしてもお互い言葉をかけ合い、地域で暮らしているひとり一人が自分から積極的に周囲とコミュニケーションをはかることが大切なのです。
もし、あなたの家族や親族が一人暮らしをしている場合は、定期的に連絡を取ってみましょう。
写真や動画を送ってみたり、通話やビデオ通話することもおすすめです。
このような小さなコミュニケーションの積み重ねが、若者、高齢者関わらず社会全体で孤独死を防いでいく第一歩につながっていくのです。
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